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スタジオ・イカルス:建築

駅の話から2

 先日、ヨーロッパの駅と日本の駅の違いについて書きましたが、建物も随分と違いますよね。ヨーロッパの駅の場合、ホームにまで屋根が掛っていたりして、ボリュームを感じ、とても面白い空間であったりします。そういえば、フランスのオルセー美術館は、元駅だった建物です。インテリアを改装し、美術館として機能させています。

 日本では、そういう考え方はなかなか広がっていきませんね。いつまでたってもスクラップ&ビルドの社会です。

 以前ロンドンで宿泊したホテルは、一つの建物にホテルとマンション(日本でいうところの...)とブティックが入居していました。もともとは、お屋敷だったそうですけれども、インテリアを変えるだけで、対応しています。

 ベネチアでは、旧い建物の外観だけ残して、苦労しながら改築(ほとんど新築のようなものだけど...)していました。

 もっとも、旧い街並に新しい建物を建てた時のダメージを計算した上のことでしょうけど...。何が自分達に利益を与えてくれるのか、よく知っています。

 パリにしてもロンドンにしてもベネチアにしても、曾て栄えた時の資産(街並は資産でしょ?)を、大事に、上手に運用しています。

 日本の場合は、どうなんでしょう? バブルで栄えたときの資産は? 運用されていますか?

[99.03.15 大塚裕昌, studio icals]


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