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スタジオ・イカルスデザイン:コラム

パブリックアート

 部屋に何かを飾る場合には、それが何であれ、人々はその飾られる物の持つ意味を無視することはできないと思います。それが作品として認識されるものであるならば尚更です。その作品の背後にあるそれぞれの意味を吟味した上で、共感できる物だけを飾っていくことになると思います。

 同様に、街に何かを飾る場合も、それが何であれ、人々はその飾られる物の持つ意味を無視することはできないと思います。飾られる物に、いったいどんな意味があるのか? 誰の意思によって、どういう理由で置かれたものか? 説明を求められた際には、答えなければならないでしょう。


 今、街に作られるパブリックアートの中には、「何故ここに、こんな形のものが?」と思うものが少なくありません。なんとなく工事が始まり、いつの間にかその物は出来上がっている。そこに、行政や作家といった、設置する側の「顔」が明確に見えてくるのでしょうか。

 ここに「 de-sign」という概念があります。この概念の下では、物の形は、明確な条件の下に成立するものと考えられています。それはつまり、設置する側の意思が明示され、はっきりとした「顔」を持って、見る側にメッセージを伝える行為であるということを意味しているのだと思います。

[大塚裕昌, studio icals]


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