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スタジオ・イカルスデザイン:コラム

右と左

 先日、地元の経済紙に、ある大学教授が、「座席の位置によって、学生の学力が分る」とし、右側と左側の意味を解説されていた。自分も教壇に立っていて、学力は別にして、学生の雰囲気などはそのように感じていたので、興味深く読ませてもらった。

 もっとも、それは、「人は、右側により注意をはらう」という傾向から導きだされた結果なのだが...。壇上からの注意を避けたい学生は左側に座り、注意を引きたい学生は右側に座ることになる。私の場合も教壇では、確かに右側の方に注意がいきやすい。

 このように、「右」と「左」は、人間にとって不平等な存在となっている。別の例としては、新聞紙面を読む時も、右上から左下へ目が流れていく傾向にあるそうだ。

 そうしたら先日、片岡鶴太郎氏が、普段は右利きなのだが、書画を行う際、左手を用いているという話を聞いた。随分前にも、右脳と左脳の働きの違いが話題になった(左手を使うと、右脳が刺激される)が、脳も左右不平等にできている。

 左側に、右側とは違った世界が展開しているとするなら、なにかアイデアにつまったり、教室や会議室で困ったことがあったりしたら、左手を使ったり、左側を意識したりするのも、結構いい脱出方法になるかもしれない...などと考えている。

[99.02.24 大塚裕昌, studio icals]


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