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スタジオ・イカルススタディ:住まいづくりの知識

リフォーム 浴室

 浴室は、頻繁に湿気にさらされることから、住宅の中でも最もいたみやすい部分と言えるでしょう。また、浴槽や給湯器等の器具にも耐用年限というものがあり、七〜十年で交換が必要となります。その上、浴室のリフォームは、手をいれる部分が多く、お金も掛かります。したがって、浴室に関しては、その住宅に住みはじめる時点から、ある程度将来的なリフォーム念頭に置いておく必要があります。

 現在、家電メーカーやガス器具メーカーでは、浴室での様々な付加価値商品をそろえていて、選ぶ方としては、「あれも欲しい、これも欲しい。」ということになってしまいがちです。設置してから、以外とこの機能は使わなかったということにならないように、前もって、自分たちがどんな入浴生活を望んでいるのか、きちんと計画を建てておくことが大切です。


 与えられたカタログから商品を選ぶという姿勢ではなく、自分たち家族にとって、どんな浴室が相応しいのかをしっかり把握してください。現在の家庭での浴室の使われ方をベースに、希望を盛り込み、浴室の形態を考え、設置する設備の選択を行っていけば、浴室は、リビングやダイニング以上に、家族が楽しみを分かちあう場になっていくと思います。

 貴重なリラックスタイムとして、マッサージ効果のある気泡浴槽やカラオケ装置を取り入れることもできます。あるいはゆっくり時間をかけて入るためのベンチを用意することもできます。湯温と入浴時間を計れるようにしておけば、健康維持や美容促進の場とすることもできます。また、浴槽の形を工夫することで、子供とのコミュニケーションの場とすることもできます。浴室に広さを感じさせるために庭を取り込んだ開口部やすっきりした収納、上手な鏡の利用法なども考えられます。やり方しだいでは、テレビだって付けることができますし、裸のまま庭に降り立つ事だってできます。

 「風呂だからこれでいい」というのではなく「風呂だからこそこれがいい」という積極的な発想を持って、自分たちのライフスタイルに合った浴室づくりを考えてみて下さい。そこから、「心豊かな生活」がはじまるのだと思います。

[大塚裕昌, studio icals]


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