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スタジオ・イカルススタディ:住まいづくりの知識

リフォーム 収納

この家に住むようになって約十年たちました。少し手を入れたいと思っています。十年間にずいぶんと物が増えてしまい、今の押入れや収納だけでは、収まりきらなくなりました。 収納を広くとって、物をきちんと整理したいのですが、よい方法はありませんか?


リフォームに際して、収納の問題はよく聞きます。物が増えたので、収納部分を増築したいとか、収納を効率よく行う方法はないかとか・・・。でも、まず収納に関しては、「いったい今、どんな物を持っているのか」を考えることから始めて下さい。 物が増えたからといって、無闇に収納部分を増やしても、生活する空間を不便にし、また将来その収納も一杯になった時には、次の収納が欲しくなるということになりがちです。物にもいろいろあって、各家庭なりの分類が必要です。例えば,

  1. ほとんど毎日使う物
  2. 毎日ではないが週一、月一の割合で使用する物
  3. 日常生活用品(食料・雑貨等)のストック
  4. 季節毎に使うため、収納てしておく必要がある物
  5. 趣味等の製作行為によって発生する物
  6. コレクション
  7. 過去の思い出があって、捨てられない物
  8. 自分の子供の代になった時等、将来的に使う可能性のある物
  9. なんとなく持っている

 といった具合に分類することができます。一般的に 1から 9に向かって、重要度が減少すると考え、重要度に応じた収納方法を考える必要があります。つまり、 1ほど、その物を使用する場面に近く、取り出しやすい場所に収納するということになります。注意しなければならないのは、 8や 9で、思い切った処分が必要となることが多いようです。 リフォームによって収納を増やす方法としては、天井裏や床下を利用することが可能です。場合によっては、壁厚を利用したり、収納とベッドを組み合わせる等、室内空間を断面的・立体的に使用することも考えられます。いずれにしても、収納を設置する部屋の使用状況をよく考えてから設計しないと、利用しにくいものとなりますから注意してください。既存の押入れや収納を仕切って収納し易くする方法もあり、物をこれ以上増やさないといった方針の場合には、とても有効な方法となります。

 でも、やはり一番大事なことは、収納を考える前に物を考えるということです。今、自分の家にどんな物があって、どんな特徴を持っていて、何時使っているのか。あるいはどれぐらいの大きさなのか。チェックして一覧表をつくってみてはどうでしょう。収納の解決案は、そこから生まれてくると思います。

[大塚裕昌, studio icals]


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